受け継ぐことの・・・ 「借りぐらしのアリエッティ」
2010-10-31


劇場用サイズの短い時間で達成するには
活劇にしろ感情にしろ洪水の如き力がいるのではないでしょうか。

米林宏昌監督のこれらの描写はまるで宮崎監督作品を見ているように、
源流を確かに受け継いでいるものの、何か師の仕事に忠実に、
師の脚本を尊重するあまりに、他の同様な脚本と監督の関係の例でも
しばしばおこるそつのない仕事の物足りなさもまた感じてしまうのです。
呪縛されたならば、次回は解き放たれたものを見たい。

まあ、単純に「海がきこえる」「耳をすませば」「猫の恩返し」ほどに、
何か一つたまらなく好きな場面が無かったのでもありますが。
それぞれの作品のどこにぐっと来ているかは秘密。

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