コメント一覧: 静流河深

日本でも中世に「篠を引く」という行為がありました。
実際にどのような作業をするのかは今も謎ですが、荘園の民が領主に対して「逃散」（いわゆる耕作サボタージュ）をするときに家の前でこれを行うことによって、
その家、土地の所有権を神に返す形で神聖化し、
領主もこれを破る事は出来なかったというもの。
かつては「人間は全ての頂点ではない」という謙虚な
考えがあったことは洋の東西を問わぬようです。

貴方も、所帯を持つ時が来れば一層、この国にも「古い考え方」にとらわれた人に出くわす機会が多々あると感じると思います（笑）。

慧さん＞
荘園時代に「神に返す」というのが面白いですね。荘園と仏教が国の政策として勧められた頃だと思いますが、この行為は神道や土着信仰に近い気がします。都から離れた東北や信濃の方でしょうか。

そう言いながら私も古さに囚われることも多くございます（笑）。一方で「古きよきもの」との見極めも磨いていきたいですよ。