人のために強く戦う気持ち、真剣 〜「帰ってきた侍戦隊シンケンジャー」
2010-09-29



帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕 超全集版 (初回生産限定) [DVD]
(禺画像])

シンケンジャーのOVA「帰ってきた侍戦隊シンケンジャー」を観る。
侍戦隊シンケンジャーは現在放送中の「天送戦隊ゴセイジャー」の前番組で、
昨年2009年に放送されていたスーパー戦隊シリーズの33作目にあたります。

昨年はこのシンケンジャーが仮面ライダーWと並んで日曜朝の楽しみでした。
当初はイエロー/ことはが可愛いなあ、というところから観始めましたが、
(それ以前は「魔法戦隊マジレンジャー」のブルーがトップでした←どうでもいい。)
3クール目に突入する頃には観ているこちらも"シンケン"に観ていました。

侍戦隊というだけあり、本作には時代劇を意識した仕掛け・演出が多いのですが、
後半はもう、会話の間の取り方、光の差し方、台詞の止め加減に至るまで、
時代劇っぽい世界から時代劇への進化を遂げていました。
また、コメディ調子と同世代の仲間意識もあるとは言え、
基本的には殿様と家臣のきちんとした主従関係と礼節を重んじる様子が一貫しており、
そのためか、レギュラー若手俳優達の顔つきも逞しく代わり、序盤との差は歴然。
特にシンケンゴールド/源太の変貌はまるで別人。
その成長ぶりには歓喜の涙を贈らずにはいられません。

かつて、正面から時代劇演出を組み込もうとした「超人機メタルダー」は、
当時のニーズとかけ離れた故、方向転換をせざるを得ませんでしたが、
シンケンジャーは、笑いから引き込み次第に真剣にシフトすることで成功したと思います。
最終回の余韻を残すラストは見事でした。

昨今、1年ものの実写ドラマに出て鍛えられる機会は滅多にありません。
また、役者の成長を一つの作品の中で追える機会も滅多にありません。
シンケンジャーの6人はこれからも是非、応援させて頂きたいです。

まあ、くだらないことでは、伊吹吾郎が殿の"爺"役でレギュラー出演し、
劇場版では大和田伸也、合田雅吏、その後で高橋元太郎が出演し、
「次はあおい輝彦か!?」と妙な期待を抱いて観ていたこともあります。


そんなわけで、シンケンジャー大好き熱が落ち着き、仮面ライダーWも大団円を迎える頃、
OVAでシンケンジャーが復活するとの朗報が入ったのでした。
これによってまたまたシンケン熱が再燃!

テレビシリーズの番外篇で、敵の妖術にかかって様々な世界を渡ることになり、
その中でシンケンジャー達がガンマン・刑事・学園等々、色々なコスプレをする、
ファンサービス的内容が濃いものでありますが、なるほど、
自分が好きな俳優達のファンディスクを見て
おおいに楽しむという感覚はこういうものかと初めて感じた次第。
メイキング、カーテンコールもしっかり堪能。


そして気をよくしてレンタルにて、今年の1月公開された映画
「侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!」も観た次第。


侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!! [DVD]
(禺画像])

これもまた面白い。シンケンジャーの前番組「炎神戦隊ゴーオンジャー」との共演で、
双方ともに持ち味を生かして、互いの世界に互いを入れ込ませる構成バランスが良い。
ゴーオンジャーのEDアレンジ・シンケンジャーVer.に加えて
シンケンジャーのED背景風のゴーオンジャーVer.で終幕する演出には拍手喝采。

ところでゴーオンジャーの敵は地球を汚す公害汚染がモチーフで、
ゴーオンジャーはメンバーの頭文字がエコロジーである通りエコカーブームに則ってますが、

続きを読む

[映画・ドラマ]
[特撮]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット