シリーズ・VHS鑑賞(仮題)第1回 「サイバー・ファイター/復讐の使者」
2010-11-26


と、解説されていますが、「サイバーゴッド」なる響きにまずくらくらする。
このサイバーゴッド、超文明を持った古代人が精神を肉体から分離させた
と言う設定のようなのですが、白い人型シルエットで全く神々しくない。
言ってみれば、「X-ファイル」のOPに登場する人型の霊体みたいな見た目で、
そんなものが出てきてもと畏怖は感じないと思いますが、
主人公・アレックスは彼・彼女から超人的なパワーを授かり、
家族を殺した敵を知り、復讐の炎を燃やし仇を探し街を彷徨う。

超人的なパワーというのは、人間離れした強力な肉体の力のようで、
普段はトラウマに怯えるようにびくびくしているアレックスが、
家族を殺された記憶が蘇ると荒々しいアクションで敵をなぎ倒していく。


これが猿のようにひらりと宙を舞い、狼のように喉元にかみつく。
ゾンビでもないのに人間にかみつくアクションというのはあまり見たことがないですが、
"野人"と呼ばれるゆえんの刺激的な場面であります。

家族を殺した討つべき敵は巨大コンピュータ帝国を組織するバロウズ、
ということになっていますが、帝国を「マトリックス」や「ターミネーター」的な
デストピア社会と想像してはいけません。バーチャルボーイや3Dメガネみたいな、
バーチャルリアリティのゲームを開発した巨大企業のようにしか見えない。
(この当時は巨大企業が敵に設定されるというのはごくスタンダード)

バロウズは"サイバーゴッド"になりたかったようで、超古代文明の遺物、
古代人の精神にアクセスできる端末を持っているが、
それはアレックスが住んでいた牧場のある"聖地"でしか発動しないらしい。
そのために土地を買い上げようとしたが、断られたために皆殺しに至った。
なんかもう短絡的だなあ、いやいや、コンピュータチルドレンの精神的幼稚性に
警鐘を鳴らしているのかもしれないぞと無理やり好意的に解釈することにする。

このバロウズは悪の元凶にも関わらずスーツにメガネの中肉中背のただの男で、
超兵器を持っているわけでもなく、威厳もない臆病なインテリでしかない。
そんなわけでアクション映画の最後の敵として死闘を繰り広げるわけではなく、
古代人の残した妙なマシンに入っているところを、怒り狂ったアレックスに

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