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オリバー・ストーン監督の「ブッシュ」を見たからではないけど、
丁度また、ブッシュ関連のDVDをレンタルしておりました。
2008年の作品「リカウント」についてのこと。
キネマ旬報のDVDレビューでも好評価を得ていたので
気になっていましたが、実際かなり面白い。
映画ではなくテレビムービー、日本で言うならばいわゆる
2時間ドラマですが、キャストもスタッフも
ケビン・スペイシー[LINK]、
トム・ウィルキンソン[LINK]、
ジョン・ハート[LINK]
などなど映画並、というか映画でも揃えるのが大変?
元来、海外のテレビムービーは日本では劇場公開されたりと、
海を渡ると扱いは異なる場合がありまして、
スティーブン・スピルバーグの若き頃の作品「激突!」など、
大好評を博してその名を有名にする作品もあります。
ただし、玉石混交であるのは映画と同じと忘れ無き様。
さて、「リカウント」とは「Re-Count」、数えなおしの意で、
何を数えなおすかと言えば、
2000年のアメリカ大統領選挙[LINK]、
そのフロリダ戦における票の再集計。
そう、日本でも報じられた、ブッシュVSゴアの得票数を巡る
36日間の再集計闘争を描いた政治ドラマです。
アメリカ大統領選挙とは言うまでもなく、
実質的な世界のトップを決定する選挙で
アメリカ国民のみならず世界が注目する大選挙ですが、
我々を熱くさせるのはその独特の選挙形態・選挙戦略が生む、
知略とときには謀略の白黒混合となるある種の戦争であり、
メディアの報道による「カリフォルニアを押さえた!」などと、
州ごとに区分されたアメリカの地図が、
赤だの青だのに塗られていく様を見ていると、
さながら戦国大名の勢力圏が一つまた一つ拡大していくのと
ほぼ同質の興奮が、血が沸き立つように膨らんでいくためか?
彼らは票を獲得し、陣地を拡大するために緻密な計算を練り、
人心を掴むために心理的な情も経済的利益も使いこなし、
マスメディアを利用したり利用されたりで化かしあう。
日本の政治家だと薄汚さと悪臭が漂う雰囲気も、
何故かこの大統領選においてはギャングスター達に対する
ダークヒーロー的な憧れも抱いてしまうから不思議。
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禺画像]「イーグル」 著:かわぐちかいじ
このあたりのドラマをかなり面白く描いた漫画が、
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